元添乗員の国外逃亡旅行記

BUY THE TICKET. TAKE THE RIDE.

真夏の台湾ノスタルジー ① ~台北・九份~

台湾滞在3日間。今回は今までに無い趣旨。「ノスタルジー」をテーマに、夜のレトロな九份客家の古き良き街並みが残る北埔へのショートトリップ全記録・・・・・というのは表向きで、本当のところは、私の愛して止まない台湾モデル高以翔、敬愛する台湾出身アーティストJay Chouという二人の男の軌跡を追い求めるという不純な旅の一部始終。【旅行時期:8月初旬】

 

今回は二泊三日というショートトリップであるため軽装で臨んだ。

f:id:mamfuj:20140816101906j:plain

 

 

いつもの旅ノートも今回は地図のみ。

f:id:mamfuj:20140816101911j:plain

 

以翔がイメージモデルを務めるSKⅡショップ、以翔掲載雑誌が手に入る誠品書店、JayのCDショップ、Jay経営のレストラン等、今までに類を見ないミーハーな訪問先ラインナップ。

 

ああ、私としたことが。旅の動機が不純だ・・

 

思い立って、成田の出国審査場で自動化ゲートの利用登録をした。

 

これをしておくと、自動化ゲートでの出入国ができるためかなり便利だ。

f:id:mamfuj:20140816101912j:plain

 

10時30分、ANAとEVAの共同運航便でいよいよ出発。

 

二泊三日なら国内でも同じようなものだが、それでも海を越えたいというのが元添乗員の性というもの。

 

 

機内で落ち着くや否や、早速機内誌に以翔お目見え。一気に恋のボルテージはMAXに。

f:id:mamfuj:20140816101914j:plain

 

 

あっという間に台湾桃園国際空港に到着だ。

 

到着ロビーを出ると、人々の熱気と台風シーズンの台湾ならではの生暖かい空気に包まれた。

 

 

台北市内までは空港バスで45分程度。

f:id:mamfuj:20140816101924j:plain

 

なんと、バス内でも早速斜め前の女の子が、スマホで以翔主演のドラマを見ているではないか。

 

うむ、さすが御膝元。

 

そして人知れず高揚する私。

 

バスが着いたのは台北駅の台鉄、高鉄の駅側。

ここから地下鉄MRTの駅まで地下道を通って歩く。

f:id:mamfuj:20140816101927j:plain

 

まずは自販機でチャージ式のプリペイドカード、悠游カードを購入しよう。

f:id:mamfuj:20140816101933j:plain

 

MRT,バスなどが二割引きで乗れるだけでなく、いちいち切符を買う必要がなく非常に便利だ。

f:id:mamfuj:20140816101939j:plain

残額は窓口で払い戻してもらえる。

 

 

MRTの駅はどこも非常にきれいで使いやすい。

f:id:mamfuj:20140816101949j:plain

 

まずは15時に予定していたアパートへのチェックインに向かう。

 

今回もairbnbにて予約。

 

 

大家さんのアシスタントの女性に電話でアパートへの入り方を説明してもらう。

f:id:mamfuj:20140816102837j:plain

f:id:mamfuj:20140816102848j:plain

 

ミラノの物件と比べるとだいぶ所帯じみた感じだが、台北中心部繁華街、忠孝敦化駅から徒歩3分という好立地。

f:id:mamfuj:20140816102914j:plain

 

コンビニ、スーパー、デパート、レストラン、駅が全て徒歩圏内にあり一泊5千円なので申し分ない。

 

荷物を置くとすぐさま九份へ向けて出発だ。

 

忠孝復興駅からバスに揺られて金爪石行直通約一時間半弱。

f:id:mamfuj:20140816171804j:plain

 

 

街を抜け、バスは山の斜面をどんどん登ってゆく。

f:id:mamfuj:20140816101957j:plain

 

深い緑が豊かな季節、日本の夏山の風景とよく似ている。

 

しばらくして九份旧道バス停へ到着。ほとんどの客がここで降りる。

f:id:mamfuj:20140816102004j:plain

 

 

バス停から目と鼻の先に街への入口がある。

 

セブンイレブン横の細い脇道がメインストリートへの入口だ。

f:id:mamfuj:20140816102014j:plain

 

 

基山街はメインストリートというにはあまりに狭く、相変わらず人でごった返している。

f:id:mamfuj:20140816102020j:plain

 

両脇に並ぶ飲食店からはムッとするような独特の匂いが立ち込めている。

f:id:mamfuj:20140816102034j:plain

 

 

ああ、やはり日本とは違う、アジアの雑踏そのものだ。

f:id:mamfuj:20140816102038j:plain

 

 

九份名物、芋圓の有名店「阿柑姨芋圓」の前には人だかりができていた。

f:id:mamfuj:20140816102050j:plain

 

 店先で注文をして、テイクアウトか店内持ち込みかを決める。

 

外で食べるのも落ち着かないので店内利用を選ぶ。

 

勇気をだしてどんどん奥へ進もう。

f:id:mamfuj:20140816102106j:plain

 

いろんなものが雑多に置かれた作業場を抜けると

f:id:mamfuj:20140816102119j:plain

 

 

f:id:mamfuj:20140816102127j:plain

 

一番奥に景色を見ながら食べられるスペースがある。

f:id:mamfuj:20140816102134j:plain

 

 クーラー完備のきれいな店内というわけでは無いが、それでも思い思いの席に座って芋圓を食べる人々の様子は楽しげだ。

 

窓側の一人席を陣取ってみた。

f:id:mamfuj:20140816170443j:plain

 

芋圓とは、芋を原料にして作ったほんのり甘い餅のようなもので、小豆など甘く煮た大小の豆が入り、それにシロップがかかって冷たい氷が入れられる。

 

自然で透明な甘さの芋圓。なかなか美味である。

 

 

そろそろ夕方にかかってくる頃。薄雲がかかった夕暮れ前の見晴らしも、なかなか美しい。

f:id:mamfuj:20140816102154j:plain

 

 

店はもう一つのメインストリート、石段の 豎崎路を上がり切るところに位置する。

 

近くにはひっそりと寺が立っている。

f:id:mamfuj:20140816102205j:plain

 

その周辺の小道を無作為に選んで歩けば、見晴らしの良い場所に出会える。

 

豎崎路はとにかく人だらけで、簡単に前に進むことはできない。

 

九份での歩き方は、要所要所メインストリートから脇路地にエスケープすることがポイントだ。

f:id:mamfuj:20140816102221j:plain

 

どの小路もだいたいはメインストリートに続いているから簡単に戻ることができる。

f:id:mamfuj:20140816102213j:plain

 

嘘のように静まり返ったひっそりとした小路は思いがけず味わいがあったりして、そんな路地をたまたま見つけたりするとゾクゾクする。

f:id:mamfuj:20140816102239j:plain

f:id:mamfuj:20140816102232j:plain

 

夕方から夜にかけて、この小さな街の魅力は最大限に引き出される。

f:id:mamfuj:20140816102249j:plain

 

f:id:mamfuj:20140816102327j:plain

 

 

茶楼の明かりが灯りはじめる頃。

f:id:mamfuj:20140816102255j:plain

 

 

f:id:mamfuj:20140816102306j:plain

 

山肌に張り付くようにしてできた九份の街からの、暮れゆく麓の美しさは筆舌に尽くし難い。

f:id:mamfuj:20140816102337j:plain

 

日が落ちると遙先の海には漁船の明かりがポツポツと灯り、ますます幻想的な風景を生み出す。

f:id:mamfuj:20140816102344j:plain

 

すっかり夜の帳が下りた頃、メインストリートの 豎崎路へ戻ってみよう。

 

 

そこには昼間とはまるで別の世界が広がっている。

f:id:mamfuj:20140816102405j:plain

 

 

千と千尋の神隠し」のモデルとなった街の姿がそこにある。

 

阿妹茶楼は最も有名な茶楼。

f:id:mamfuj:20140816102428j:plain

 

 

真っ暗な山間に、赤提灯が灯り、これからが稼ぎ時とばかりに茶楼は活気付く。

 

ここだけ何処か別の時空の様な、いつか見た夢の世界の様な、そんな不思議な雰囲気をもった街である。

f:id:mamfuj:20140816102510j:plain

f:id:mamfuj:20140816102437j:plain

f:id:mamfuj:20140816102502j:plain

阿妹茶楼の中に入ってみる。

 

古風な番台が千と千尋の世界を彷彿させ、階上のテラス席には心地よい夜風が吹く。

f:id:mamfuj:20140816102446j:plain

 

f:id:mamfuj:20140816102454j:plain

 

19時頃、ここで食事を摂ろうと思っていたのだが、この時間食事はやっていないとのことで、夕食をし損ねた。

 

バスの時間があるため、結局食事はせずにバス停へ向かう。

f:id:mamfuj:20140816102531j:plain

f:id:mamfuj:20140816102521j:plain

 

帰りは旧道ではなく、石段を降り切ったところにある九份バス停から、瑞芳駅行のバスに乗る。

f:id:mamfuj:20140816102556j:plain

 

瑞芳駅からは特急である自強号で台北まで戻る方が早い。

f:id:mamfuj:20140816102602j:plain

 

窓口はこの時間たいてい混んでいるので券売機で買う方が早い。必ず自強号というのに乗ること。でないと時間がかかる。

f:id:mamfuj:20140816102612j:plain

f:id:mamfuj:20140816102626j:plain

 

台北までは40分ほどだ。

 

21時過ぎ台北着。

 

ここから台北駅地下街にあるCDショップへ向かう。

f:id:mamfuj:20140816102704j:plain

 

目的はもちろん、JayChou周杰倫 - WikipediaのCDとDVDを購入するためだ。

 

彼は中華圏で絶大な人気を誇るアーティストで、見た目は三枚目でファッションセンスも微妙だけど、とにかく曲は絶品だ。中華古典風と現代風の曲調のミックス具合が実に天才的。


Jay Chou - Fa Ru Xue [Snow-Like Hair] (English ...

 

台北市内に数店舗を構える佳佳唱片。MRT板南線の改札近くにある。

f:id:mamfuj:20140816102712j:plain

 

 

この時点で22時近くになっていた。

 

さて、ここからが本題だ。

 

我が愛しの高以翔を拝むべく、市政府駅近くの誠品書店信義店へ。

 

高以翔(カオイーシャン)godfreygaoは台湾出身のモデル。

 

アジア人初のルイヴィトンのモデルに起用されている。ハリウッド映画にも出演。現在SKⅡMENのイメージモデルを務めるなど、活躍の場を広げている。

 

芸能人タレント俳優の類にはまずめったにはまらない私が見事なまでに一瞬にしてハートを撃ち抜かれた、今最もhotな男性である。


2014.5.14 Godfrey Gao in Singapore for SKII event - YouTube

 


5 minutes with Godfrey Gao - YouTube

 

 

f:id:mamfuj:20140816102720j:plain

誠品書店は海外の雑誌から文具、雑貨など幅広い品揃えで、24時まで営業しているところも良い。

 

 

もちろん、メンズ雑誌コーナーへ直行。

f:id:mamfuj:20140816102729j:plain

 

ああ、以翔掲載雑誌が当然のように販売されているなんて羨ましい!もう、ハート鷲掴み。もちろん即買。

f:id:mamfuj:20140816102811j:plain

 

以翔に見とれている間に完全に夕食をし損ね、日本直輸入の明太子とツナマヨお握りと水をコンビニで買って食べるという不本意な結果に。

 

明日はレトロな北埔の街へ南下予定。