元添乗員の国外逃亡旅行記

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フランス・スペイン珠玉の田舎町へ ① ~トゥールーズ~

今回の旅のテーマは珠玉の田舎町めぐり。フランスはトゥールーズへ入り、南西部の最も美しい村に登録される村々を巡ります。後半はマドリードへ飛んでスペイン、アンダルシア地方の田舎町で馬に乗り野山を駆けます。【旅行時期:11月中旬】

 

 

まずは日本から、フランス南西部ミディピレネー地方の中心都市、トゥールーズまで。 

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パリのシャルルドゴール(CDG)空港では乗継時間1時間15分と、MCTぎりぎり。かなりタイトなスケジュール。

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CDGは荷物のハンドリングが悪いことでて有名な上に、この短い乗継時間なので正直荷物は届かないだろうと思っていたけれど、幸いトゥールーズまでちゃんと着いてくれていた。




しかし早速ハプニング勃発。

 


パスポートの次に大事なマイカメラ、なぜか調子が悪くなる。


写真を心置きなく撮ることが大きな目的のひとつなのにもかかわらず、それができないなんて旅の楽しみを半分失ったも同然!!

 


20時頃トゥールーズの空港に着いた時にはもう辺りは暗く、空港はがらんとしていて同じ便で到着した客の他に人は見当たらない。

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旧市街の真ん中、ホテル近くまでは空港バスを利用して約30分。

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バスを降り立つとヨーロッパの街特有の背筋が伸びるような、それでいてどこか懐かしいような、何とも言えない空気が私を包んだ。

 

 

この空気、帰国してしばらくするとたまらなく恋しくなるのだ。



夜のトゥールーズは街灯がほとんど無く想像以上に暗かった。



治安は良さそうだが、何分暗くて辺りがよく見えないのと荷物があるのとで、ホテルまでの道を急ぐ。


本日宿泊のホテルは「ホテル・アルベール・プルミエ」。

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どちらかというとこじんまりしたホテルだが、エントランスから漏れるオレンジの光を見るとさすがにホッとした。


部屋は決して広くはなく、必要最小限度の設備しかない。

 

けれど、キルトのかかった赤ずきんちゃんの家のような可愛いベッド、隅々までピカピカで清潔なバスルームはポイントが高い。

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なんとか数枚写真を撮ったけれど、ここでカメラは完全に壊れてしまった。なんということだ。


明日はいきなり旅のメインの一つとなるミディピレネー地方の村々巡りだというのに気持ちは盛り下がる一方。


それにしても、カメラが無いだけで自分がこんなに気が沈むとは驚いた。ある意味不便な話である。


とにかく体調だけは万全にしておかねば。時差ボケを解消すべく早めに床に入った。